湯殿川(東部)(2024 04 21)

第 42 回 802 ちず楽会
日時:2024 年 4 月 21 日(日)13:30 集合
集合場所:京王線 山田駅改札口
散策コース:山田駅→磯沼牧場→湯殿川(旧河道)→大林寺→稲荷神社→松門寺→片倉城址→打越八幡神社→梅洞寺→北野駅
以下の、磯沼牧場、片倉城址は、以前に訪れた際の記録である。

【磯沼牧場】
最初の目的地は、この会には珍しい牧場である。名前は「磯沼牧場」で駅から近いこともあり、観光牧場として知られている。
磯沼牧場は、山田駅のある台地とこの台地を刻む湯殿川の斜面から裾野に位置する。予め申し込んでおけば、乳搾りやヨーグルト作りなども体験できるので、休日は子ども連れや若いカップルなどが訪れる。この日も幾組かのこうしたグループに遇ったが、先が長いこともあり、牛舎や、ヨーグルト工房などを横目に見ながら、先を急ぐことにした。(2013 03 02)

【小比企村】
館村の東に続けり。小曳、又は小引、或は木挽とも書けり。小宮領横沢村悲願寺に貞治年中(1362-68)の大般若経を応永廿二年(1415)沙門恵鍐といえるが修補せし奥書に「於武州多摩西郡横山舟木田新庄小比丘郷」と書きしを見れば、古えは小比丘村といいしをいつか改めしならん。(武蔵名勝図絵)

【大林寺】
右同村にあり。薬王山と号す。曹洞派、館村竜見寺末なり。開基は村内小坂氏の先祖なりと云。本尊薬師行基作。秘仏と称す。開基大林寺殿と号す。死去年月不詳。村内小坂氏の先祖なる由。
旧家村民小坂氏:小坂氏を称する新兵衛なる者、武田信玄より龍の朱印の感状を所持せり。
一類は当時七軒あり。この地に住する謂われ不知。外に古書一通、これは小田原より与えられたるものなるか、氏照より授けるところなるか、印象わかたず。(武蔵名勝図絵)

【湯殿川】
河川改修で現在は直線的な流路いなっているが、元は屈曲の多い蛇行した河川であった。
上流部は 2016 09 25 に散策している。

【稲荷社】
右同村にあり。木華表の額「稲荷大明神」裏銘に「神祇道管領卜部朝臣良連」とあり。葉表の傍に石碑高さ五尺、幅一尺、正面に「神祇道管領弐位之社」、脇に「まもります宮位にしめをひきはへて、あふぐ稲荷の神は幾千世尚資」とあり。(武蔵名勝図絵)

【斟珠寺】
臨済宗山田村廣園寺末。常竜山斟珠庵。地蔵領御朱印髙五石。(伊能忠敬測量日記 文化十三年三月二十五日(1816 年 4 月 22 日)) この寺は伊能図に描かれている。

【松門寺
延徳元年(1487)、子安六萬坊の地に虚空蔵菩薩を本尊として開創され当初子安山松門寺と称した。慶長元年、寺町に移され鶴壽山と山号を改め、江戸時代には幕府より御朱印を戴いている。昭和 20 年 8 月 2 日の空襲で伽藍は観音堂、山門を残して焼失。昭和 44 年八王子市の区画整理事業に伴い現在の片倉に移転。(http://www.shomonji.or.jp/history.htm)

【片倉城址公園】
JR 片倉駅の西側に迫る丘陵の先端には片倉城址がある。前回訪れた八王子城址が戦国最末期の城であるのに対し、片倉城址は、台地の先端を空堀で隔てた戦国時代初期の特徴を残す城である。この城は鎌倉時代の大江氏の流れをくむ長井氏の築城と言われている。
その後、この地を支配した大石氏、最後は八王子北条氏と受け継がれ戦国末期まで城の機能を有していたようである。
南側の出入口から山上の城域を目指して森の中の道を進む。城の遺構は城と台地を区切る西側の空堀、城域の西側の広い敷地が広がる二の丸、中央部の空堀で二の丸と隔てられた本丸の広場である。本丸の北側には長井氏が大阪の住吉大社を勧進したと伝えられる住吉神社がある。この神社には幕末に収められた算額が残されている。
山上の住吉神社から石段を下りると広場の先に蓮の池が見える。広場の横には国道が接しているが、池の水面には水鳥が行き交い静かな佇まいである。広場や池の周辺には彫刻が点在している。この彫刻は彫刻家・北村西望がこの公園を気に入り、自らの作品の展示場としんだという。園内には 19 体の彫刻ある。(2015 09 13)

【打越八幡神社】
文治 2 年(1186)鎌倉の鶴岡八幡宮を、旧別当・薬王寺の境内に勧請したことに始まると伝えられる。江戸時代には徳川将軍家より朱印領 9 石 7 斗を寄せられていた。現在の社殿は昭和 11 年の再建(https://goshuin.net/uchikoshi-hachiman/)

【梅洞寺】
1471 年(文明 3 年)、実翁恵真によって開山された。江戸時代は幕府より寺領 7 石を賜っている。当寺から約 600 メートル南南東に境外仏堂である「打越弁天堂」があるが、現在は八王子バイパスで分断されている。弁天堂内の弁才天像は、祭礼時のみ安置され、通常は本堂に安置されている。現在、八王子三十三観音霊場の第 33 番札所となっているが、かつては近くにあった「光厳寺」が第 33 番札所であった。光厳寺は明治初期に廃寺となり、同宗派だった当寺に札所が移された。(ウィキペディア)

 

散策コースの地図(PDF)


大林寺


大林寺


大林寺


大林寺


大林寺


湯殿川の旧河道


稲荷社鳥居


稲荷社


稲荷社の神楽殿


地蔵菩薩


湯殿川沿いの道段

花ミズキの道


片倉城址公園


片倉城址公園の彫刻


八王子往還への道標


大和田橋の焼夷弾跡


竹の鼻公園の一里塚跡


片倉城址公園の彫刻


片倉城址公園の彫刻


片倉城址公園の彫刻



片倉城址公園の彫刻


片倉城址公園の彫刻


片倉城址公園の彫刻


片倉城址公園の彫刻


片倉城址公園の彫刻


湯殿川と兵衛川合流部の祠

 

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