第33回802ちず楽会
日時:令和01年11月24日(日)13:00
集合: 多摩都市モノレール 大塚・帝京大学駅 改札口前
散策コース:大塚・帝京大学駅→松ケ谷→堀之内→別所→長池公園→南大沢駅
大塚
鎮守の八幡神社が大きな古墳であったことに由来する(新編武蔵風土記稿)
塩釜山清鏡寺境内の観音堂は、北条氏照の再興と伝えられ、別名大塚観音とも呼ばれる。中世南北朝期に、船木田荘に大塚郷の地名が見られる。
松木
大栗川の南部に位置し、支流の大田川が谷戸形成している。鎌倉公方足利持氏の家臣、松木師澄の館が置かれたことに由来し、松木師澄の墓、大石信濃守の屋敷、北条氏遺臣の墓など中世の武士にちなむ遺跡が多く存在したと伝えられる(新編武蔵風土記稿)。
井草稲荷(松木):井草織部の居住地で、屋敷跡に鎮守として、天正5(1577)年に井草氏が建立したとされる。
富士浅間(松木):字富士峰にあり、松木七郎が建立したと伝えられる。
観音堂(松木):教福寺境内にあり、本尊は安阿弥作と伝えられる観音。
薬師堂(松木):教福寺境内にあり、本尊は秘仏となっている。永禄3(1560)年の銘がある径7寸の鰐口がある。
古墳(松木):医王寺境内墳墓の五輪塔は、北条氏家臣井草越前守の墓とされる。
松木邸跡(松木):松木七郎の居住地と伝えられ、地蔵堂がある。地蔵堂の山上には馬場跡があったという。地蔵堂の前には永和2(1376)年の古碑があり、鰐口には享禄4(1531)年の年号が刻まれている。
植松屋敷跡(松木):北条氏家臣の屋敷跡と伝えられ、四方に堀切があった。
小田屋敷跡(松木):北条氏家臣小田肥後の守の五輪塔がある。
堀之内
中世に土豪の館が置かれたとする説(武蔵野歴史地理)があるが、居館跡を伝える資料は存在しない。江戸時代、名主は谷合家と鈴木家で高札場は戸山、中里、引切沢、山谷の4か所にあった。
別所
「薬師堂のあるところを多く別所と号す」「当村も蓮生寺に古き薬師堂あり、故にこの村名起こりしならん」(新編武蔵風土記稿)とある。
薬師堂:蓮生寺内にあり、本尊の薬師像は長池の水底から出現したと伝えられる。
ほかに天正4(1576)年の彫像銘がある三尺ほどの十二神将がある。堂は四間半四面、楼門造りの仁王門は小田源太左衛門の建立と仁王像に彫付がある。
仁王門には「柚木山」の額があり、題字は大塔宮の書とされる。
蓮生寺
曹洞宗永林寺の末寺。本尊は阿弥陀仏。開山は円浄房鎌倉右大将家の帰依による記録がある。
長池
長さ1町ほど、幅10間から20間の細長い池。薬師堂の薬師像が出現したとされる。
殿ケ谷戸
八王子東南の野猿峠を越えたところに幅が広く奥深い水田地があり、細長いヤト一帯を殿ケ谷戸と呼んでいる。ヤトは関東平野南西部に多い地名で。普通名詞でもあり、土地の名にもなっている。この地域は、谷戸地名が多いことでも知られている。下図は関東地名物語(山田秀三)から引用。
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散策コースの地図(PDF)

多摩都市モノレール軌道桁

大栗川旧河道

大栗川旧河道

熊野神社鳥居

梵鐘

熊野神社拝殿

境内の六地蔵

寄せ宮

神輿収蔵舎社

熊野神社本殿(後)

狛犬

塞の神入口の旗立て

塞の神の石段と鳥居

塞の神の祠

塞の神の由来碑

塞の神の御神体

北八幡神社

堀之内の古い集落

大栗川

南八幡神社

南八幡神社の旗立てと鳥居

南八幡神社の入口

道祖神と塞の神の祠

塞の神の御神体

道祖神

蓮生寺公園

蓮生寺

蓮生寺宝篋印塔

蓮生寺本堂と宝篋印塔

由木大□□碑

薬師堂

蓮生寺本堂

慰霊碑

蓮生寺本堂

せせらぎ緑道の紅葉

せせらぎ緑道の紅葉

せせらぎ緑道の紅葉

せせらぎ緑道の紅葉

せせらぎ緑道の紅葉

せせらぎ緑道の紅葉

せせらぎ緑道の紅葉

せせらぎ緑道の紅葉

せせらぎ緑道の紅葉

上柚木公園姿池

上柚木公園上の喫茶店

上柚木公園四谷見附橋

上柚木公園獅子飾り

上柚木公園説明板

上柚木公園敷石

上柚木公園四谷見附橋

上柚木公園築池

上柚木公園

長池にある浄瑠璃姫の碑

長池
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